意外と飽きない

闘病無職オタクマンが好きに生きてます

飽きてないよ

ブログを1ヶ月放置したらメールで「1ヶ月更新していません!なにか書いてみませんか?」というやつがきた。

 

別に飽きたわけでもないし、書くことがないわけでもない。

 

単純に趣味の方に没頭していただけであって、ブログの優先度が低かっただけというか、もともとココはnoteと違って独り言の場という感覚だし・・・。

 

壁にむかってしょっちゅうしゃべってるほうがアカンのでは。

 

でもメールでちょっと腹たったというか、「今やろうと思ってたのに」みたいなふてくされた気持ちになったので、ブログを久々に書く。

 

 

最近は、子供の頃に読んでいた児童書を読み直している。

今住んでいるところの図書館の品揃えがなかなか良いのである。

 

特に、はやみねかおるの『名探偵 夢水清志郎シリーズ』『怪盗 クイーンシリーズ』。

子供心に、すごく好きな話が多く、また、キャラも魅力的だった。

 

思えばミステリー好きになったのも、はやみねかおる氏のこのシリーズの影響が大きいのかもしれない。

 

夢水清志郎は常識がなく、人の顔も、自分の年齢さえも覚えていられない。

なのにフランス語が話せたり、英語が話せたり、妙な豆知識をたくさんもっている。

 

彼の謎解きは、だいたい事件後、すぐに終わっている。

 

「もう僕にはわかってるけど、謎解きをねだるより、まずは自分で考えなよ」というスタイルで、主人公(?)の岩崎三姉妹にヒントを出してやったりする。

 

私も、なんとか謎を解こうと知恵をしぼりだしてみる。

いくつかの作品は、トリックを当てることができて、スッとした。

 

夢水清志郎のいいところは、犯人を追い詰めない謎解きのスタイルだと思う。

 

真犯人の狙いを考えてわざと少し間違えた推理をしたりして、その場を解決に導いたあとで、本当の推理を犯人と2人きりで行ったりする。

 

犯人も、本当の罪人というより、なにか事情があったりして、後味が悪かったり、爽快だったり、話によって結構読後感が変わる。

 

怪盗クイーンは、ひたすらにエンターテイナーであり、かつ怪盗として最高の存在である。

 

素手でものを切断し、変装の名人で、性別すら不明。

無愛想なパートナーの「ジョーカー」と、”歌って踊れる”人工知能の「RD」と共に、優雅に飛行船で過ごしている。

 

今読み直しても、やっぱりワクワクするものがある。

 

自分の性癖というか、好みはこのへんで形成されたんだろうなあ、という感覚が、はやみねかおるの本を読むとひしひし感じられる。

 

児童書はあなどりがたし。次はダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品が読みたいな。